オーナーブログ
2025年01月10日
樹木医日記 ~ I wonder ~ ㉙
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
お正月が明けて、今週は冬らしい厳しい寒さが続いていますね。
わたし年末から公園の樹木点検のお仕事をさせていただいています。
近年、植えられてから年数がたち大きくなった樹木による事故などが増えていることを以前書きました。
この仕事は、樹木医による診断が必要な木を探し出すための点検です。
点検で漏れがあると危険な木を見落とすことになりかねないので、責任を重く感じながら作業しています。
点検をしていますと、公園を利用されている方からよく声をかけられます。
伐採予定の木が住民の方たちからの声があがって、伐採が剪定へ変更になったこと。
去年の夏の暑さで、シダレザクラが枯れそうだったので、ペットボトルの水を100本以上運んで水やりをされたこと。
木の状態をみてくれてありがとう…の声など。
賛否はありますが、樹木たちは愛されているのだなと思います。
生きているのならできるだけ生きていてほしいと個人的には思います。
事故のないように、公園を利用する人や近隣の方が安全に暮らせるよう、そして樹木がこれからも愛されていくことを願って
1本1本の点検を務めさせていただきます。まだまだこれからです!